自然の力を活かしながら
時間をかけて上質の土を育てる

土づくりは何段階にも分かれます。堆肥には発酵させた稲藁、燻炭した籾殻、米糠を加えて発酵させた籾殻、鶏糞などほぼ自然素材を使用しています。

土づくりは自然との共同作業

土の状態を見ながらの配合調整。蒸気をあて病原性微生物、悪性微生物、雑草の種の排除。すべてにおいて自然の力を活かした、土づくりです。

品質の特性をしっかりと見極める

多岐にわたる品種のその一つひとつの特性を見極めながら、正確に種まき(播種)を行います。作業には播種機などを使い、覆土も機械化されていますが、状態を見て手作業で調整をしています。

人間一人ひとりに個性があるように、苗もまた品種が異なればそのケアの方法は違ってきます。 また同じ時に播種したものでも、育ち方に差が出る場合もあります。私たちは子育て同様の愛情をもって幼苗に接します。

村田農場は業界においていち早く独自の接木技術を確立し、特許を取得しています 地下部の根の台木と地上部の穂木をつなぎ合わせた接木苗。病気や連作障害に強い苗として生産者の方々から重宝されています。

接木した苗を、出荷できる大きさにまで育てるのも大切な仕事。接木苗をポットに植える「植えもの」、生育状況を見極めて場所を変える「ずらし」、出荷に備える「苗つめ」などの作業があります。自然との共生を何よりも大切にし、ハウス内の温度と湿度の管理に日々目配りをしながら、出荷のその日まで育苗します。

信頼の要となる
農場とお客様とのパイプ役

土づくりから始まった苗づくりの最終段階。村田農場とお客様のパイプ役を担う出荷担当者は、出荷日の調整を行い、お客様のもとへと届けます。良い土で丁寧に育てた苗を、必要とされる時期に届けることに力を尽くしています。